天守内部
複数階にあるもの
通し柱
松江城の国宝の決め手の一つに特徴的な構造がある。
全国で同時期に多くの城が築城されていた中で松江城の築城も始まり、木材が不足していた。そのため姫路城の心柱のような大きな柱を作る木が手に入らなかったため、心柱を使わない2階分の短い通し柱を配置して天守を支える構造となっている。天守の柱308本の柱のうち96本が通し柱
5階
天狗の間
国宝指定書
4階
梁の上から立ち上がる柱
2階分の通し柱の配置と同様に、柱と梁を逆T字に組み合わせるなど短い柱を巧みに利用し、建物の中心に荷重がかからないように工夫が施されている。4階でその様子が確認できる。
4階に至る階段の二種類の上り口
箱便所
4階の唐破風の痕跡
3階
2階分を貫く通し柱
花頭窓
廃城令をつたえる書
2階
太鼓櫓の太鼓
2階の千鳥破風の痕跡
1階
天守最大柱
彫込み番付
月山富田城の材料を再利用
附櫓・地階
附櫓:天守入り口付近の防備を固め、死角をなくすための櫓
地階:石垣に囲まれた階で、籠城に備えて塩や物資などを保管していたため塩蔵とも呼ばれる