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概要 ABOUT

島根県指定有形文化財・松江市歴史的風致形成建造物

貴顕室(きけんしつ) 興雲閣の貴顕室
興雲閣は、松江市が松江市工芸品陳列所として建てた建物です。明治35年(1902)12月に着工し、翌36年(1903)9月に完成しました。 当初、明治天皇の行在所に使用する目的でつくられたため、装飾・彫刻を多く用いた華麗な 仕上げとなっています。結果的には天皇の巡幸は実現しませんでしたが、 明治40年(1907)、皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰道行啓にあたって、同年5月22日から25日まで御旅館となり、迎賓館としての役割を果たしました。

その後、明治45年(1912)に正面の階段を奥に移動するなどの改修が行われ、松江市の公的な歓迎所として、また、各種の展覧会場・会合に使用されました。昭和48年(1973)からは「松江郷土館」として活用してきましたが、平成23年(2011)3月に閉館し、階段室を移設して現在の形態となった明治45年に復原(ふくげん)するとともに、建物そのものの持つ歴史と魅力を生かした新たな活用のため、平成25年度から平成27年度にかけて保存修理工事を行いました。
名称 興雲閣
所在地 島根県松江市殿町1番地59
竣工 明治36年(1903)9月
指定年月日 昭和44年(1969年)2月18日:島根県指定有形文化財
平成23年(2011)7月20日:歴史的風致形成建造物
員数 1棟
所有者 松江市
構造形式 木造・二階建

変遷

  • 明治36年(1903):松江市工芸品陳列所
  • 明治40年(1907):皇太子嘉仁親王の行啓時の御旅館
  • 昭和15年から19年(1940から1944):海軍人事部分室
  • 昭和20年から27年(1945から1952):県庁仮分室
  • 昭和27年から37年(1952から1962):松江市教育委員会事務局庁舎
  • 昭和48年から平成23年3月(1973から2011):松江郷土館
  • 平成25年9月から平成27年9月(2013から2015):保存修理工事
  • 平成27年10月3日:一般公開開始

カフェ「亀田山喫茶室」
カフェへのお問い合わせは(電話:0852-61-5001)

利用情報 INFORMATION

開館時間

4月1日~9月30日

午前8時30分~午後6時30分 (最終入館時刻は午後6時15分)

10月1日~3月31日

午前8時30分~午後5時 (最終入館時刻は午後4時45分)

休館日 なし(年中無休)

入館料

無料
※2階大広間は有料で貸切使用できます。

<お知らせ>
2025年4月1日から利用料金・開館時間が変わります。
(詳細のご案内は、もうしばらくお待ち願います)

興雲閣の2階
最大収容人員…150人
営利目的利用料…1時間あたり 4,364円(税込)
非営利目的利用料…1時間あたり 2,182円(税込)
  • 利用状況により割増料が加算されます。
  • 大広間貸切使用中は観覧できない場合があります。
詳細は興雲閣にお問い合せ下さい。
(TEL 0852-61-2100)(FAX 0852-61-0255)
(メールアドレス kounkaku@sanin-chuo.co.jp)

※貸切使用の際の注意事項と利用申込書はこちらからダウンロードして下さい。
大広間の利用について
興雲閣利用申込書
興雲閣利用料減免申請書

交通アクセス ACCESS

松江駅からのアクセス

JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス10分、松江城「大手前」下車、城山公園内

自動車でのアクセス

山陰自動車道「松江西」ICから県庁・松江城方面10分

マップ MAP

〒690-0887 島根県松江市殿町1番地59 松江城山公園内

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